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【決算書の落とし穴】金融機関がイヤがる「危険な勘定科目」とは?
はじめに:「決算書」が語る、あなたの会社の信頼度
決算書は、あなたの会社の「信用スコアシート」です。金融機関にとっては、あなたの会社が「お金を貸すに値するかどうか」を見極める最重要資料。
でも、その決算書に「不自然な科目」があったらどうでしょう?
今回は、起業家・中小企業の社長さんがつい見逃しがちな「金融機関から嫌われる科目」について、実例とともにズバリ解説いたします!
第1章:この科目、要注意!金融機関が警戒する項目とは?
1. 仮払金・仮受金 ―「正体不明」が最大のリスク!
仮払金や仮受金。これらは一時的な科目…のはず。でも、決算書に数百万、ましてや1,000万円単位で残っていたら…?
金融機関はこう考えます。
「何のお金か分からない=ブラックボックス。こんな会社に貸して大丈夫?」
多すぎる仮勘定は、それだけで“信用度”を一気に下げてしまいます。
2. 短期貸付金 ―「自分に貸してる?」と疑われる!
社長が他人や自分に貸し付けをしているケース。特に多いのが以下のパターンです。
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取引先への「お付き合い貸付」
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社長個人への貸付(生活費や個人的な支出)
これは金融機関にとって「本来、会社が運用すべき資金が他に流れている」と映ります。
「貸した1億円、結局社長が勝手に使ってるだけでは…?」
こう疑われるのは仕方ありません。
3. 多額の役員報酬 ―「赤字なのに報酬が高すぎない?」
中小企業では、法人=社長個人、という構図がありがちです。
でも、「赤字なのに高額の役員報酬」は要注意。
「利益が出てないのに贅沢してる?」
「役員報酬でわざと赤字にしてる?」
と見られる可能性も。
税金や社会保険料の負担増にもつながるため、慎重に設定しましょう。
4. 投資関連の資産 ― 仮想通貨・FXはNGワード?
最近増えているのが、「仮想通貨」「FX」「株式投資」などの資産を計上しているケース。
金融機関からすれば――
「リスクが高すぎる!貸したお金が投資に使われるのは絶対NG!」
たとえ利益が出ていても、融資審査上はマイナス材料になることも。
5. 増え続ける在庫 ―「不良在庫の山」に要注意!
毎期在庫が増えていく会社。これも金融機関のチェックポイントです。
「この在庫、本当に売れるの?」
「実は不良在庫なんじゃないの?」
あまりに在庫が多いと、経理処理や実態の信頼性が疑われてしまいます。
第2章:どうすれば信頼される決算書になるのか?
1番大事なのは、「その科目の中身を説明できること」。つまり――
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仮払金→誰に、何の目的で、いつ返済予定か?
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貸付金→相手は誰か?契約書や返済実績はあるか?
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在庫→保管状態、販売見込み、管理体制の説明
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役員報酬→他の役員とのバランスや、経営判断の理由
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投資資産→なぜ会社名義で行っているのか?
「説明責任を果たせるか」が大切なんです。
第3章:税理士まかせでは危険!社長が知っておくべきこと
このような「危ない科目」、実は顧問税理士が安易に処理しているケースもあります。
「とりあえず仮払金で処理しときました」
「社長のポケットマネーですか?短期貸付にしておきましょう」
…こんな処理、知らないうちにあなたの信用を下げているかもしれません。
起業家・経営者として大切なのは、「自分で財務の中身を把握し、説明できる」こと。
第4章:まとめ―決算書は「お金の履歴書」。正しく、健全に!
金融機関が見ているのは、数字だけではありません。
「その会社に信頼できる経営者がいるか」
「貸したお金を適切に使ってくれるか」
そういった“人間性”を、決算書から読み取ろうとしているのです。
だからこそ、仮払金や短期貸付金、投資などの不自然な科目は、できる限り避けたいもの。あなたの信用を守るために、今一度、自社の決算書を見直してみてくださいね。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お待ちしております!
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